指導員養成講習会

1月10日から12日までTAJ指導員受検者のための養成講習会白馬乗鞍会場へ行ってきました。今年の指導員検定は、ニセコと白馬乗鞍で開催されます。両会場で50人を超す申し込みがありました。テレマークブームを反映してか、指導員検定始まって以来の賑わいです。白馬乗鞍会場は32人の受検者が集まり、実技12科目、理論2科目の検証を行いました。受検生を4班に分けその内の1班を受け持ちました。

私の班は若い方が多く、エネルギッシュな滑りを見せてもらいました。スキー操作そのものは上手な方が多かったのですが、各種目に対する理解度が不足している様に思いました。急斜面の実践的な種目では弾むような滑りを見せていた人も、低速系の指導種目では、形ばかりにこだわった種目の理解不足を感じました。最近人気上昇中のテレマークをゲレンデで見かけた人は多いと思います。テレマークは用具の特性から体の自由度が高く、皆さん個性的な滑りをしています。かなり多くの人が引いた後ろ足を深く曲げ前後差の大きな姿勢で滑っています。レースをやっていた人や、アルペンスキーからテレマークに入ってきた人に多いパターンです。これもテレマークスキーですが、指導員として求められているのはひとつの型にはまった滑りではなく、普遍的で、汎用性の有る滑りです。高い姿勢と前後の足への均等な荷重、次の運動に対応できる構えと目線などあげたらきりがありませんが、なぜその姿勢?なぜその目線?なぜその構え?なぜその前後差?と言った、そのなぜすべてを満たすことが重要です。指導員に求められる事は、TAJ技術委員会の人達が何年にも亘って練り上げた教程の各種目が意図する事を理解し、丁寧で根気良く、演技を分解して見せてあげる事です。3月7日、8日の検定会では指導員にふさわしい演技や理論を示して欲しいと思っています。

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ニューT2

きのうは、赤い新スカルパT2を履いて滑りました。写真でも判りますが、今までの靴よりもハイバックになったT2です。

t1t2 左の写真はインナーを入れて撮った物、右はシェルだけを比べて撮った物です。デジタルビデオの箱の短辺分シェルが高くなり、パワーベルトもシェルから直接出ています。

ニューT2の滑走感覚は、足首がシェルと一体になって固定されるので、硬い斜面や、荒れた斜面では安定感があり、カービングも面白いように切れてくれます。テレマークでのアルペン滑りも楽です。よりアルペンブーツに近くなったと言う事になるのでしょうか。新T2でのカービングはとても楽しいのですが、ツアーにいっていつもそんな滑りが出来るわけでもなく、道具頼みで滑らされている感じがしないでもないです。もう少し足首の部分が低いと自由度が有って良いと思いますが。

旧T2はバウンドレスクラウンやピクシスの様な細板、ウロコで使用しても3ピンの金具が持ってくれましたが、これからは、細板には革靴かT3、カービング板には新T2と持って行かねばならなくなりそうです。でもアルペンからテレマークに来た人や、オーバーヘッド・ハイスピードパウダーを目指す人には良い靴と感じるかもしれません。新井スキー場なんかでも活躍しそうです。そして変な言い方ですが、ゲレンデでのグルーミングバーンであれば滑りながら筋肉を休ませることが出来る感じです。

なんだかんだ言っても、新しい道具を持つと心うきうきです。今年はパウダー攻めるぞ。

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妙高・高谷池(こうやいけ)ツアー

KICX4346 妙高火打山へツアーに行ってきました。14日(土)はとてもよい天気で、気持ちよく歩き、高谷池ヒュッテに入りました。サクラ谷にはまだ雪がたっぷりで、快適に滑り、登りはぜいぜいと大汗をかきましたが、充分に楽しみました。翌15日(日)は真冬の天気になり、強い風と降雪で、火打山はあきらめ黒沢岳の斜面でひと滑りして下山しました。十二曲斜面西側の岩に囲まれたくぼ地では水芭蕉がかわいい花をつけていました。富士見平から黒沢橋まで、特に下部では切れ切れの雪をつないで何とか滑ってきました。黒沢橋から下も何とか滑って来れましたが、雪の中から木が立ち上がり始め、かがんだりしゃがんだりと忙しい滑降になりました。板を脱いでソールを見ると芽吹きの木々から落ちた樹液でべたべたになっていました。参加の皆さんお疲れ様でした。(写真はサクラ谷上部での滑降)

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春のツアースキー

今年の冬は北海道も東北も大変な雪となったようです。4月の初旬から出掛けたニセコ、十勝、大雪、八甲田は昨年よりもはるかに多い雪が残っていました。大阪、神戸、神奈川、東京と、各地から飛行機で千歳、青森へと来られたお客さんと待ち合わせをしてツアーに出掛けました。ふくろうのツアーは雪山へお連れするガイドとしてばかりでは無く、運命共同体としてのパーティーが入山から下山までを安全確実に自力でこなせるようになるための教室です。体力差の有るパーティーとなる事も有りますが、他人を思いやることもパーティーの一員になる条件です。したがって、冬の間ふくろうの講習を受けた人やテントを使用した山行講習を経験した人が春スキーツアーの対象です。なによりも怪我無く安全に山行を実施するのが大切と考えています。

ゲレンデでの講習は初めて参加される方でも結構ですが、ふくろうのツアースキーに参加するには、安全を優先する意味も有って出来るだけ冬の間に講習を何回か受けていただくようにお願いしています。テレマーク、アルペンにかかわらず講習を実施しています。そうしてもう10年以上も真摯に山と安全について考え、ツアーを続けている会員の方々がいらっしゃいます。安全を考えると一人より二人、二人より三人です。より多くの仲間を作って楽しく安全にツアー山行を続けたいものです。ぜひふくろうの仲間とともに楽しいスキーと登山を手に入れて下さい。

「雪山案内人として2005年1月号のスキージャーナル誌のSOULSLIDEに掲載されました。」

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